野付半島を車で行ける限界の道道950号線の終わりから更にその先へ(/_・)/
次の日に再チャレンジすることを決めて終わった2日目でした。
道の駅おだいとうの駐車場での車中泊でしたが、海が近いこともあってか思っていた以上に冷え込んで寒くてあまり良く眠れませんでした(~_~;)
そんな中、だんだん外が明るくなってきたなと思って時計を見るとまだ3時半でしたが、寝付けないのでとりあえず車の外に出てみました。
3時半過ぎでもうこの明るさ(?_?)
そう言えばこの辺りは北海道の東の端の方でした。
日の出も早い訳ですね(^◇^;)
せっかくなので周囲を歩いてみました。
東には野付湾が見えます。灯りは船でしょうか(・ω・)
東の方角、北方領土に向かって「島を返せ!ヽ(゚Д゚)ノ」と怒りの声を上げる住民たちの像が設置されています。
特に国後(くなしり)島に至ってはもう、すぐ目と鼻の先。
こんなに近いのに日本の領土ではないというのはあり得ませんね(--#)
てゆーか日本の領土です!島を返せ!!ヽ(゚Д゚)
道の駅おだいとうの建物です。
野付半島で目的を済ませた後、開館したら改めて寄る予定。
この後、移動の準備をして午前4時30分頃に道の駅を出発しました。
・〝ミク旅〟北海道(3日目)野付半島を行けるところまで
244号線を北に戻りやがて見えて来た950号線を右折し野付半島へ。
昨日は快晴だったんですが、この時間はちょっと雲が多いな~(´・ω・`)
昨日はノンストップで半島の終点まで走りましたが、この日は車を停められる場所ではなるべく停めて2人に景色を直接見てもらえるようにしました(・∀・)
野付半島の海(東側)
朝日が見えてきているのでこの先に期待が持てますね!(^^)!
湿地帯(西側)
ナラワラ(海水が浸食して立ち枯れたミズナラ等の林)
この後、野付半島ネイチャーセンターを通り過ぎて道道950号線の終点に到着。
そしていよいよ考えていたプランを実行する時がやってきました(・∀・)
前の記事でも触れましたが、ここから先の未舗装路は環境保護の観点から関係者以外の車両の乗り入れは禁止になっています。
未舗装路の終点まではまだ5㎞近くあるので何としてもそこまでは辿り着きたいと思っていました。
この先に進むには必然的に歩くしかないのでウチの子たちを連れて行く為にはどうしたらいいか考えていましたが‥‥
過去記事で紹介していたいつか一緒にキャンプに行く用にと思って購入していたキャリーワゴンがついにここで本格出動!!(*゚∀゚)
家から車までの2人の移動にはすでに活躍してくれていましたけどね。
コロナ前だったのでもう2年前になるんですね(^_^;)この時は他にも色々と買いこんでいました。
車輪は付いていますが‥‥エンジンではなく人力で引っ張りますし〝車両〟ではないですよね(^^;)大目にみてもらえればと思います。
これなら周りの風景を2人が自分たちの目でずっと見ながら一緒に進んで行けますし、それが一番してあげたかった事だったので。
自分がやっていることは他の方々から見たらイタいのは重々承知しているので、なるべく人目につく機会が少なくなるように早朝を選んで実施した訳ですが、もうここまで来たら途中で他の人に見られてもいい覚悟で敢行しました。
それではいよいよ出発します!(^^)!
「ちょっと揺れるけど我慢してね(^ω^)」
『パパ、お願いね💚(*^▽^*)』『途中で倒れないでねー💙(’▽`*)』
万が一にもワゴンが転倒したりしないようにゆっくり確実に進んでいこう(・_・)
野付崎灯台
野付半島野鳥観察舎
こちらの観察舎前の湿地が絶好の野鳥観察スポットになっています(・∀・)
立ち枯れた木々が見られます。
いずれこのように倒れてしまうのでしょうか‥‥
左側が開けて海が見えてきました(・∀・)
エゾシカの群れを発見!(*゚ロ゚)
近くを通るとあっという間に逃げて行ってしまいました。
そしてここに来て非常警報発令!( ゚Д゚)
周囲の空を舞う大柄な鳥の姿が何羽も見受けられるように‥‥
これはおそらくオジロワシだと思いますが、この辺りは彼らの行動エリアだったのかもしれません。
5~6羽ぐらいが周囲をやたらと飛び交うので、まさかウチの子たちが獲物としてロックオンされてしまっているのではと思って正直ビビりました(゚Д゚;)
大きさも結構あるので威圧感もありましたしね。
幸い何事も無く先に進めました(^_^;)
この辺りから白い花が目立つようになってきました。
パンフレットで見た感じだとエゾノシシウドかと思われます。
群生地のようですね。
まだ少し時期が早かったかもしれません。
半分砂に埋もれた大きな倒木がありました。
倒れてから結構時間が経っていそうですね。
この先、そろそろ終点が近づいているようです。
そして‥‥
ついに未舗装路の終点まで辿り着きました!(^^)!
もう少し先まで浜は続いていますが、さすがに道が無くなるとワゴンでの走行がキツいのでココを目的地として終了します。
ここまでで1時間とちょっと掛かりましたね。
でも本当にこの子たちと一緒にここまで来れたことが何よりも嬉しい!(^^)!
この場所を訪れたことがあるドールちゃんが今まで居たことがあるのかどうかは分かりませんが、道中の景色もずっと自分の目で見ながらここまで来た子はおそらく居ないのではないかなと思います。
たぶん最初で最後の野付半島のこの光景、よく覚えておいてね(^ω^)
〝この世の果て〟野付半島の先っぽで
愛を叫ぶ!!!
(*^▽^*)ヾ(≧▽≦*)o(´▽`*)
そして、しばらく3人でこの場所で時間を過ごして満足できたのでまた来た道を引き返します(^^;)
「そいじゃあ帰りますよー(^ω^)」
『パパ、大丈夫?(´・ω・`)』『疲れてない?(´・ω・`)』
「疲れてな‥‥くはない(笑)(^^;)けどパパが歩かないと帰れないからねー」
帰りもゆっくり安全に道中楽しんで帰ろう!(・∀・)
さっきのエゾノシシウドの群生地、じゃあここで‥‥
2人ともワゴンを降りて撮ってみた(*^-^*)
(パパの補助つき)
ハイ、ここからまだまだ長いですからね(^^;)気合い入れて歩きましょう。
とか何とか言っといて‥‥
倒木のところで道草。
だって座ってくださいと言わんばかりの配置でしたし。
倒木もそうですが、自然環境の変化による海面の上昇や半島を形成している砂の流出が近年激しくなってきているということでこの野付半島自体がいずれ消失してしまうだろうと言われています。
海水が土壌を浸食したことにより枯れて倒れたトドマツ(トドワラ)、枯れたまま立ち続けるミズナラ(ナラワラ)、そしていずれ消えてしまう野付半島‥‥
野付半島は自然豊かな生命の宝庫という一面を持ちながらも同時に生命が尽きていく寂しさ、儚さというものも感じられる場所でもあると思います。
死してなお立ち続ける木々など〝生〟と〝死〟の狭間を感じられるそのような場所だからこそ〝この世の果て〟と称されるようになったのではないでしょうか。
だからこそ〝この世の果て〟のギリギリまでこの子たちと一緒に行きたかった。
長い間惹かれ続け、今回の旅に自分を強烈に突き動かしたのはそんな理由がありました。
道草が長くなりました(^^;)先を急ぎます!
漁船の船団が通っていきます(・∀・)10隻ほどいたでしょうか。
いや~~、帰り道はホントに天気が良くなりました。
朝方は寒いぐらいだったのに今はむしろ暑いっす!(^◇^;)
綺麗な山並みが!(*゚∀゚)
前方から未舗装路を整備する重機がやって来たので草地に避難しました。
ちなみにこの道を往復している間に出会ったのは漁業関係者の小型トラックとこの重機の合計2台だけでした(笑)
道をならしてくれたのでスゴく楽に進めるようになりました!(^^)!
ありがと~!!
野鳥観察舎まで戻ってきました。
あともう一息!(・∀・)
天気が良くなったので色もキレイに見えてイイですね(*^-^*)
車が見えてきました(・∀・)
ついに道道950号線のスタート地点に戻ってきました!(^^)!
長々とお待たせしてスンマせんでしたね(^_^;)
帰りは1時間20分ぐらいかかりました。
まあ、あちこちで道草もしましたからね。
思い切ってここまでやって本当に良かった!(^^)!
もう本当にパパに悔いはありません。
2人ともお疲れモードですね(〃'▽'〃)パパに付き合ってくれてありがとう💕
まあ、そんなパパが一番疲れていますが(笑)( ̄▽ ̄;)
大活躍のキャリーワゴン君を車に積み込んで‥‥本当にお疲れさまでしたm(_ _)m
片付けて準備が終わったから出発するよー(・∀・)
終点から950号線を戻る方向に走り出して間もなく海の向こうにことさらハッキリと山並みが見えてきました!
いや~~絶景、絶景!(*゚∀゚)
こんな景色を帰りにも見せてくれてホントに天気が良くなって良かった!(^^)!
天気が良い状態でのナラワラを最後に目に焼き付けて野付半島を後にしました。
この後は前日に車中泊した道の駅おだいとうに向かって走ります。
長年、訪れたいと思っていた野付半島。
何よりも娘たちと一緒に行けるところまで〝この世の果て〟が垣間見えるところまで辿り着けた。
今回の野付半島への旅は思い描いていた以上の最高の旅となりました。
ありがとう野付半島!(^^)!(*^▽^*)(´▽`*)
この日は早朝から動き出したのでこの時点でまだ午前9時過ぎでした。
旅の3日目はここからまだ続くのですが、今回の記事はこの野付半島編で一区切りとしたいと思います。
3日目の野付半島での様子をスライドショーと動画で10分ほどにまとめてみたので、よかったらこちらもご覧になってみてください(^ω^)
今回はこれでおしまいです。
最後までお読み頂きありがとうございました!(^^)!
次回は3日目の続きになります(^^)/